2008/06/02 読書まとめ
フリッカー式
ちょっと読む人を選ぶ本だと思います。ちなみにメフィスト賞受賞作品。
やたらと簡単に人間が壊れたとかそんな表現を使うので、その手の表現が苦手な方にはまずアウトでしょう。
デビュー作という事もあって勢いのある作品でした。続編もあるようなので、そちらも読んでみる予定です。
フリッカー式 <鏡公彦にうってつけの殺人 > (講談社文庫)
- 作者: 佐藤友哉
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/03/15
- メディア: 文庫
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女王国の城
うまい人の書いた文章は面白いなぁ、と感じた作品。
冒頭の何気ないやり取りからきちんと伏線になっているあたりや、警察(というか科学捜査)を介入させないためのストーリー上の工夫がさすがだと思いました。
11年前の事件が妙に強調されるので本筋に関係してるんだろうと推測できてしまう点が少し気になりましたが、とても面白い一冊でした。
- 作者: 有栖川有栖
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2007/09
- メディア: 単行本
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