自作曲アナライズ『a cup of life』の分析

音源はこちら(サウンド注意)

http://soundcloud.com/projecthl2/a-cup-of-life

結構前にアップした曲ですが、今更のように解説します。分析もやってみるもので、音を間違えている箇所を数カ所発見しました。そのため、下記のコードと音が一致していない箇所が存在します。

曲の構成

イントロ A A' B B' 間奏 A A' B B' エンディング

コード進行

イントロ

Em7(9), Em7(9), Bm7(9, 11), Bm7(9, 11)

A

Em7(9), Bm7(9, 11), Dmaj7(9), Em7(9) A7(9)
Dmaj7(9), Em7(9) F#7(b9, b13), Bm7, F#m9 B7(b9)

A'

Em7(9), Bm7(9, 11), Dmaj7(9), Em7(9) A7(9)
Dmaj7(9), Em7(9) F#7(b9, b13), Bm7, A7 D7(9)

B

Gm7(9), Am7(9), Em7(b5, 9) A7(b9), Dm7 D7(b9)
Gm7(9), Am7(9), Em7(b5, 9) A7(b9), Dm7 D7(b9)

B'

Gm7(9), Am7(9), Em7(b5, 9) A7(b9), Dm7 D7(b9)
Gm7(9), Am7(9), Ab7(9) G7(#9) G7(9), F#m7(9) F7(b9, b13)

間奏

Em7(9), Em7(9), Bm7(9, 11), Bm7(9, 11)

エンディング

Em7(9), Em7(9), Bm7(9, 11), Bm7(9, 11)

アナライズ

イントロ

Key of Bm のIVとIのアルペジオ。それだけだと音が軽い気がしたので、普通のコード弾きを下の方に追加。

A

イントロ同様のIVからIの進行の後、いきなり平行調 D へのツーファイブ。そこから再び Bm に向かってツーファイブ、さらに冒頭のIVのコードに戻るべくツーファイブ。

A'

基本的な構成は A と同一だが、続く B のパートの冒頭が Gm なので、今度はそこに向かうツーファイブ。A および A' のツーファイブのツーにあたるコードが b5 になっていないのが一応のポイント。

B

ここで Key of Dm に転調。出だしの Gm7(9) から Am7(9) の部分は同じ形の平行移動にするのがポイント。続く Em7(b5, 9) から A7(b9) で初めてマイナーキーを意識させるツーファイブが登場。最後は D7 で Gm に戻る動きをつける。
ちなみに B のコード進行は、マイナーのIV-V-Iに色々挟んだだけだったり。

B'

こちらも基本的な動きは B と同一だが、後半のパートが半音下降していき、元のキーである Bm のIVにあたる Em に動いていく。また、テンションを使って C B Bb A という動きをストリングスで鳴らしている。ベースが下降しているから上行するラインをつけてもよかったかもしれない。

間奏

イントロ同様のアルペジオだが、こちらは意識的に音を軽く、こもった感じにしている。また、上で鳴っているシンセベルは、実は平行調の D を意識したメロディになっている。

エンディング

特筆すべき事もなく、イントロ同様の進行。ただ、あえて最後の音をルートで終わらせていない。余韻が残る感じが出せていれば大成功。